全国スーパー、8月の既存店売上高は0.1%減、6カ月ぶりのマイナス

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千葉のスーパー
内食需要が引き続き堅調で、食料品は2.4%増とプラスを維持した。千葉県で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した加盟56社の8月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%減だった。天候不順が響いて衣料品と住関品が苦戦、6カ月ぶりに前年実績を下回った。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食需要が引き続き堅調で、食料品は2.4%増とプラスを維持した。相場安の影響で農産品は4.5%減と落ち込んだものの、畜産品は2.3%増、水産品も0.6%増だった。総菜が好調で8.6%増と大きく伸びた。その他食品も3.3%のプラスだった。

 衣料品は18.8%減と大幅に減少した。長雨の影響で夏物の動きが鈍かったほか、ジャケット、スラックスなども苦戦した。住関品は3.3%減だった。家具・インテリアが10.3%の2ケタ減、日用雑貨品や医薬・化粧品、家電製品もマイナスだった。

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