[21日 ロイター] – 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは21日、第3・四半期の調整後利払い・税・償却前損益(EBITDA)の予想レンジを2500万ドルの赤字─2500万ドルの黒字とし、予想よりも早く黒字化する可能性があるとの見通しを示した。料理宅配事業が堅調に推移しているほか、配車事業が新型コロナウイルス禍の落ち込みから回復しているという。
これを受け、株価は序盤の取引で約7%上昇した。
ウーバーはこれまで、調整後EBITDAが第3・四半期に1億ドルの赤字となり、第4・四半期に黒字化すると見込んでいた。
MKMパートナーズのアナリスト、ロイット・クルカルニ氏は「明らかにポジティブな兆候だ」と述べた。
第3・四半期の総売上高は228億─232億ドルを想定。従来は220億─240億ドルだった。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワル氏は、今回の修正は配車利用が新型コロナ前の水準に戻ってきている証拠だと述べた。