米ビザ、7─9月は23%減益 コロナ禍で消費支出の低迷続く
[28日 ロイター] – 米クレジットカード最大手ビザが28日発表した第4・四半期(9月30日まで)決算は23%の減益となり、市場予想を下回った。新型コロナウイルス禍に伴う失業者の増加が消費支出を引き続き圧迫した。
決済総額(為替変動の影響除く)は10%減、決済処理件数も13%減だった。
コロナ禍を受けた旅行需要の低迷を反映し、クロスボーダー決済額も47%急減した。
純利益は24億ドル(クラスA株1株当たり1.07ドル)と、前年同期の30億3000万ドル(同1.34ドル)から減少。調整後の1株利益は1.06ドル。
純収入は17%減の48億ドル。2008年の上場後、収入が前年同期比ベースで減少するのは2回目。
リフィニティブのまとめたアナリスト予想は、1株利益が1.09ドル、収入は18.5%減だった。