日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比15.0%減となり、5カ月連続で前年実績を下回った。前月の21.9%減に比べて落ち込み幅は少ないが、繁華街立地の店舗やパブ・居酒屋では依然厳しい状況が続いている。
月前半は店内飲食に回復傾向が見られたが、月半ばから東京や大阪などで新型コロナウイルスの感染が再び拡大した他、西日本を中心とした長雨などが客足に影響した。全体の客数は18.5%減、客単価は4.4%増だった。
飲食を伴う業態では回復が遅く、パブ・居酒屋の売上高は52.8%減、ディナーレストランは34.5%減だった。ファーストフードは、ドライブスルーやテイクアウト、デリバリーが好調だった「洋風」が5.1%増と好調で、全体では3.6%減だった。その他、ファミリーレストランは22.6%減、喫茶は33.2%減と苦戦した。