外食売上高、6月は21.9%減、パブ・居酒屋は6割減

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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日本フードサービス協会が発表した6月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比21.9%減だった。業態別ではパブ・居酒屋が60.1%減と大幅減が続いている。(写真 gettyimages/kanzilyou)

 日本フードサービス協会が発表した6月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比21.9%減だった。4月の39.6%減、5月の32.2%減に比べて回復基調にあるものの、都心部・繁華街立地の店舗や飲食業態では回復が遅れている。前年実績割れは4カ月連続となった。

 郊外・地方立地の店舗や食事主体の業態では客足が戻り始めた。客数は25.4%減、客単価は4.7%増だった。

 業態別ではパブ・居酒屋が60.1%減と大幅減が続く。多くの店舗で営業を再開したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宴会需要が見込めず、繁華街立地での客足の戻りが悪い。ディナーレストランも同様に法人需要や繁華街での集客が戻らず、43.0%減となった。ビジネス街立地での集客不振が続く喫茶は、38.0%減だった。

 ファーストフードは、4月と5月の売り上げを支えてきたテークアウトや宅配の需要が他業態に流れたことで11.8%減となった。ファミリーレストランは他業態に比べると店内飲食での客足の戻りが早く、26.5%減にまで回復した。

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