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大手銀3グループ、4―12月連結純利益16.7%減 MUFGが通期目標下げ

大手銀3グループの看板
2月4日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など大手銀行3グループの2019年4―12月期連結決算が出そろった。写真は都内で2018年4月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 4日 ロイター] – 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など大手銀行3グループの2019年4―12月期連結決算が出そろった。純利益は計1兆5989億円で、前年同期から16.7%減少した。三井住友フィナンシャルグループ(FG)とみずほフィナンシャルグループは通期目標に対する進捗率が8割超となったが、MUFGが見通しを下方修正した。

MUFGが4日発表した4―12月期連結純利益は、前年同期比33%減の5842億円だった。インドネシア子会社のバンクダナモンの株価低迷で減損損失を計上し、当初見込んだ20年3月期通期の連結純利益目標9000億円を7500億円に見直した。新たな目標に対する進捗率は12月末時点で77.9%となる。

MUFGに先立ち4―12月期決算を発表した三井住友FGの連結純利益は前年同期比4.2%減の6108億円、みずほは同1.4%減の4039億円で、合計額は2年連続の減少となった。

連結純利益ベースの進捗率では三井住友FGが87%(7000億円)、みずほは85%(4700億円)といずれも目安の8割を超えたが、米中摩擦や緊迫する中東情勢などの不透明感が払しょくできず、上方修正を見送った。9カ月累計の純利益で三井住友がトップに躍り出た。