日本フードサービス協会が発表した3月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比2.8%増と31カ月連続で前年実績を上回った。前年より日曜日が1日多かったことや、天候が比較的安定していたことが外食需要の下支えとなった。客数は0.7%減と8カ月ぶりに減少したが、客単価が3.5%増えた。
主な業態別では、ファーストフードが3.4%増、ファミリーレストランが2.3%増、パブ/居酒屋が1.2%増、ディナーレストランが3.8%増、喫茶が1.1%増と、揃ってプラスとなった。
大手の外食チェーンの3月の既存店売上高は、日本マクドナルドが5.7%増で40カ月連続のプラス、ゼンショーホールディングス傘下の「すき家」が3.8%増で10カ月連続のプラス、すかいらーくグループが3.1%増で5カ月連続のプラス、ワタミ(外食事業)が0.1%減で6カ月ぶりのマイナス、ドトールコーヒーが1.5%減で5カ月連続のマイナスだった。