四半期開示見直しへ論点整理、今春めどに報告書=鈴木財務相

ロイター(ロイター・ジャパン)
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上空から見た都内
1月28日、 鈴木俊一財務相兼金融相は、企業の四半期開示見直しに関する論点整理について「今春をめどに報告書を取りまとめる」との考えを示した。都内で2021年8月撮影(2022年 ロイター/Marko Djurica)

[東京 28日 ロイター] – 鈴木俊一財務相兼金融相は28日、企業の四半期開示見直しに関する論点整理について「今春をめどに報告書を取りまとめる」との考えを示した。同日午前の閣議後会見で語った。

鈴木財務相は「岸田政権の目指す新しい資本主義では、企業は、短期的利益よりも長期的な成長を重視し、株主だけではなく、従業員などの様々なステークホルダーが恩恵を受けられる経営を行っていくことが重要であると考えている」と指摘した。

そのうえで四半期開示について「経済界からも中長期的な企業価値が重視されるなかで投資家や企業の短期的利益への志向を助長するため見直すべき、との意見がある」とした。

一方、鈴木財務相は「中期的な企業価値をみるうえでも、業績の進捗確認が必要といった意見もある」との考えも併せて示し、「金融審議会で人への投資に関する開示の充実も含め、四半期開示の見直しについて丁寧に議論していく」と語った。

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