外食売上高、11月はほぼ前年並みの0.2%減、19年比で8.2%減まで回復

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都内の繁華街
新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前の2019年11月との比較では、8.1%減まで回復した。写真は3月9日、東京で撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)

 日本フードサービス協会が発表した11月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比0.2%減とほぼ前年並みだった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前の2019年11月との比較では、8.2%減まで回復した。

 業態別では、ファーストフードは「洋風」にけん引され、1.9%増と9カ月連続のプラスだった。テークアウトとデリバリーが依然堅調な「洋風」は3.6%増、19年との対比では15.2%増と2ケタの増加だった。

 ディナーレストランは0.7%増で6カ月ぶりのプラス、喫茶は5.2%増で4カ月ぶりのプラスとなった。ディナーレストランは酒類販売の解禁で客単価が増加、喫茶は商業施設や繁華街の店舗で人の流れが戻り客数、客単価ともに増えた。

 パブ・居酒屋のうち、「パブ・ビアホール」の売上は11.4%増と前年実績を上回った。19年比では45.8%減だが、回復の兆しは見え始めた。一方、「居酒屋」は9.0%減でマイナスが続いた。19年比では49.2%減だった。

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