全国で急拡大の直売所「わくわく広場」 知られざる成長の理由
“地域の食のセレクトショップ”をコンセプトに、採れたての地元野菜や果実、地域の飲食店の弁当や総菜、地元メーカーの加工食品を中心に扱う直売所「わくわく広場」。2009年に出店を開始して以降、着実に店舗数を増やし、現在は全国に183店舗(25年9月期第3四半期末時点)を構える。成長を続ける理由に迫った。
地元の商品が並ぶ食のセレクトショップ

「わくわく広場」を運営するのは、タカヨシホールディングス(千葉県/黒田智也社長:以下タカヨシHD)だ。同社は、1970年に事務機器の販売を行う髙芳商事として創業した。
その後、ホームセンター(HC)など10を超える小売関連事業に参入・撤退を繰り返す中で、2000年に自社が運営するHCの一角で直売所事業をスタート。09年に「わくわく広場」の屋号で出店を開始して以降は一気に成長軌道に乗り、21年には東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)への上場を果たした。最新の24年9月期の営業収益(連結)は78億円(対前期比9.1%増※)で過去最高を更新している。
※同社は24年4月に持株体制に移行している。数字は23年9月期の単体営業収益と単純比較したもの
わくわく広場は、生産者と消費者とをつなぐ“地域の食のセレクトショップ”をコンセプトとしており、その地域ならではの商品を販売しているのが特徴だ。売場には
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この記事をさらに読むと、「わくわく広場」が生産者の開拓や物流センターの活用、都心での小型店展開といった戦略でどのように成長を加速させ、1000店舗体制をめざしているのかについて理解することができます。
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