マルエツ、「クロス大山店」をオープン! 再開発進む人口増加エリアでドミナントをさらに深耕

阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

鮮魚と精肉はアウトパック中心

 店舗は2層構造で、1階は総菜、酒類、飲料などを中心とした即食簡便ゾーン、2階は生鮮3品、加工食品、冷凍食品などで構成する。売場面積は約896㎡で、マルエツの2層構造の店舗としては標準的な大きさだ。取り扱いSKU数は約7860SKUで、生鮮3品で約860SKU、総菜・ベーカリーで約250SKUを扱う。

 このうち生鮮3品は、精肉で約290SKU、青果で約370SKU、鮮魚で約200SKUを扱い、精肉と鮮魚はアウトパックが中心となっている。単身世帯が多いことから、生鮮3品ともに簡便性を意識したアイテムを多く揃える。また、マルエツの他の2層構造の店舗と比較して総菜の扱いを強化しており、売上高構成比15%を目標に設定した。

 青果売場は、「農家さんの直売所」と冠して地場の野菜を集積する。取材日はプチトマトやほうれん草、のらぼう菜を販売していた。また、カット野菜やカットフルーツに加え、レンジアップ商品の蒸し野菜を8SKU扱う。

青果売場の壁面の冷蔵ケースには、レンジアップ商品の蒸し野菜が並ぶ

 鮮魚売場は、切り身や刺身に加え、「銀鮭西京漬」や「昆布塩さば」(各税抜398円)、「赤魚粕漬」(同458円)などの漬け魚の販売に注力している。

鮮魚売場は、漬け魚のフェースを広く確保する 

 精肉売場は、マルエツのオリジナルブランド「優夢牛」のフェースを広く確保。焼肉用、バラ切り落としなど普段づかいのアイテムから、サーロインステーキ用、ひれステーキ用などのアッパー商品も扱う。そのほか、プルコギや味噌漬けなど、味付け肉も豊富に揃える。

マルエツオリジナルブランドの「優夢牛」。オープン日は半額セールが行われ多くのお客が手に取っていた

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記事執筆者

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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