週刊スーパーマーケットニュース マミーマート1Q好調、新フォーマット展開で顧客層拡大中!
マミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)の2025年9月期第1四半期決算は、営業収益が対前年同期比15.1%増の461億円だった。営業・経常利益は前年同期実績を下回ったが、前期通期は営業・経常利益とも同40%超の伸びをみせており、中期経営計画の範囲内で進捗していることがうかがえる。スーパーマーケット事業の今期第1四半期の既存店売上高は同8.1%増。一方、新規出店と既存店の改装を加速させたことで設備投資と出店関連の費用が増加した。これが第1四半期の減益の要因ということだろう。マミーマートは現在、「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の新規出店、フォーマット変更を伴う改装を推進中だ。今期末までに7店舗の新規出店と8店舗の既存店の改装を予定している。さらに、強みは総菜の開発と製造。今年1月の全国スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜大賞」では、11あるすべてのカテゴリーで最優秀賞3品を含む計19品が受賞した。(2月14日~20日までのニュースをまとめました)
コープさっぽろ
無印良品の取り扱いを拡大
21年11月の「やまはな店」(北海道札幌市)を皮切りに、昨年9月から既存の5店舗で無印良品の取り扱いを開始。これまで6店舗で取り扱いを行ってきたが、好評なことや他店での展開要望もあり、2月20日から新たに5店舗を追加した。取り扱い商品は、食品、スキンケア商品、靴下、タオル類、調理小物など約900アイテム。
マキヤ
<第3四半期決算>売上高は対前年同期比15.3%増
25年3月期第3四半期連結決算(24年4月1日~12月31日)は、売上高が対前年同期比15.3%増の665億円、営業利益が同0.1%減の18億円、経常利益が同1.3%減の18億円となり、利益は若干減少したが、2ケタの増収となった。
小売業の営業収益は同6.3%増の615億円。フード(食品)部門は、「エスポット(フード)」「ポテト・マミー」「業務スーパー」のすべての業態が引き続き好調に推移し、生鮮品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回って同7.6%増を達成。ノンフード(非食品)部門については、HBC(ヘルス&ビューティーケア)商品とリユース事業が順調に推移して同1.7%増と前年をクリアした。
小売業の営業利益は同5.6%増の20億円。「エスポット新横浜店」の大規模改装による一時的な改装経費の発生と大改装期間中の休業期間があったことや、給与のベースアップなどによる人件費コストの増加や水道光熱費の増加があったものの、来店客数の増加と買上単価の上昇による増収が奏功し、売上総利益は増加した。なお、連結ベースでの営業利益同0.1%減は、不動産賃貸事業の同3.2%の減益、EC事業の営業損失発生が影響した。
25年3月期の連結業績については、売上高が同13.3%増の869億円、営業利益が同1.4%増の22億円、経常利益が同0.6%増の24億円、当期純利益が同3.1%増の15億円を見込み、2ケタ増収・増益の決算となる。
ダイイチ
<第1四半期決算>2ケタ増収も大幅減益
25年9月期第1四半期非連結決算(24年10月1日~12月31日)は、売上高が対前年同期比10.0%増の147億円、営業利益が同23.6%減の5億円、経常利益が同23.5%減の5億円となり、2ケタ増収も大幅減益のスタートとなった。
第1四半期における売上高は、「稲田店」(北海道帯広店)や「千歳店」(北海道千歳市)の新規出店効果により同10.0%の増収となったが、新規出店に伴う経費負担が第1四半期に集中したことから、営業利益と経常利益が減少し、四半期純利益についても同15.7%減の4億円にとどまった。
地域別の売上高では、帯広ブロックが同9.1%増の60億円、旭川ブロックが同1.9%減の36億円、札幌ブロックが同22.0%増の50億円となり、札幌ブロックで大きな伸びをみせた。
売上総利益率は同0.1ポイント改善して25.9%となり、売上総利益は3億円増加。営業収入も1200万円増加し、営業総利益は3億円の増加となったが、販売費および一般管理費が前期に比べて5億円ほど膨らみ、営業利益を1億円ほど減らした。また、受取利息や受取弁済金が増えて営業外収益は1000万円増加したが、営業外費用で支払利息が1000万円増えて相殺され、経常利益は1億円減少した。
25年9月期の業績については、売上高が同12.9%増の585億円、営業利益が同13.8%減の16億円、経常利益が同15.7%減の16億円、当期純利益が同15.8%減の12億円を予想している。