b8ta、カフェ導入の3号店を渋谷で開業 最先端の飲食体験をレポート

2021/11/24 05:55
    大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
    Pocket

    照明、コーヒーの香りで
    商品を訴求する空間を演出

     「b8taテスター」と話していると、カフェスペースでの試飲を勧められた。カフェスペースでは、視覚・嗅覚・味覚での体験価値を高めるためのさまざまな取り組みを行っている。

     まず視覚では、カフェカウンターの天井に設置したライトを、複数の色に切り替え可能にして、季節や提供する商品に合った空間を演出する。
     次に嗅覚では、常時カウンターにエスプレッソマシンを設置し、プロのバリスタによる淹れたてのオリジナルコーヒーを販売。コーヒーを楽しみながら店内をゆっくり回遊できるようにしている。店内にはコーヒーの香りが広がり、飲食の体験意欲を促している。

    コーヒーマシン
    常時カウンターにエスプレッソマシンを設置し、プロのバリスタによる淹れたてのオリジナルコーヒーを販売する

     味覚では、店内で展示されている食品・飲料のほとんどを試食・試飲できる。

     取材時は抹茶マシンをカウンターで稼働し、抹茶を淹れる様子を目でみて、さらに商品の特徴である、茶葉から挽きたての香りや味を実際に体験できた。

    試飲
    店内で展示されている食品・飲料のほとんどは実際に試食・試飲ができる
    マシン稼働
    マシンで抹茶を淹れる様子を実際に見られる。茶葉の香りが広がり、これまで飲んだ抹茶よりも濃厚で新鮮な味に感じた

     この抹茶マシンの価格は税込3万3000円となかなか気軽に購入できるものではないが、ふだんなら知る機会のあまりない商品と出会い、体験を通じて身近に感じることができた。


    1 2 3 4

    記事執筆者

    大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

    1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

    最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

    © 2024 by Diamond Retail Media

    興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
    DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

    ジャンル
    業態