「ギフト」特化で成功! 大丸松坂屋のEC戦略とは?
百貨店ならではのOMOを目指す
「店舗もOMO(Online Merges with Offline)化していかねばなりません。しかし効率ばかりにとらわれていては、百貨店の良さを失ってしまうことにもなりかねない」と永井氏は危惧する。
大丸の創業は1717年、松坂屋の創業は1611年とその歴史は古く、これまで数々の危機に遭遇してきた。その度に立ち返ったのは、社是「先義後利(せんぎこうり)」の教えであり、時代や社会の変化に柔軟に適応してきた。
永井氏は「地域性を重んじる弊社は、店舗の意見を何よりも尊重してきました。現在、E Cサイトを刷新中ですが、ローンチさせたら終わりではなく、毎週のようにマネキンの着せ替えをするように時代とお客さまの行動様式を検証・分析し、細やかな接客を行っていきたい」と、今後の意気込みを語った。