ユニクロに学べ!肩書きや年齢に関わらず叱られる・意見されることの大切さ

2021/11/13 05:55
    千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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    叱られる・意見されることの大切さ

     もうひとつは、ある年齢に達すると意見されることが少なくなるという問題だ。ましてや社長になったりしてしまうと、叱ってくれたり、意見してくれたりする人が周りには極端に少なくなる。この社長にしても、挨拶以前にどこかで同じ間違いをしていたかもしれず――。でも指摘されることはなかったことは明らかだ。

     そこで思い出したのは、1995年にファーストリテイリング(山口県/柳井正会長兼社長)が全国紙や雑誌に広告を掲載して実施した「ユニクロの悪口言って100万円」キャンペーンだ。ユニクロの批判に賞金を出すというこの企画には、実に1万通以上の意見が集まった。誹謗中傷・罵詈雑言の類も少なくなかったというが、指摘を真摯に受け止め対策を打つことで確実に成果は現れたという。

     もし、「最近叱られていない」という自覚症状を持つ方がいるならば、同じような手を使って意見収集を試みるのも悪くはない。

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    記事執筆者

    千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

    東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
    ※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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