カインズ 「カインズ・オフショア・ディベロップメントセンター」を稼働
カインズは、インド最大手のITサービス企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)とのパートナーシップに基づき「カインズ・オフショア・ディベロップメントセンター」を立ち上げ、9月から本格的な稼働を開始したと発表した。
カインズは、2019 年以降を“第3の創業”と位置づけ、「IT小売企業」としての新しい価値創造を目指すことを宣言。TCSは、カインズのデジタルパートナーとして、同社の売場・在庫検索アプリ「Find in CAINZ」を開発してきた。
20年1月には、IT人材の採用を積極的に進めるため、東京・表参道に「CAINZ INNOVATION HUB」を開設。エンジニアの働き方に合わせた勤務体系を取り入れた子会社の設立など、働きやすい環境を整備してきた。
今後もお客の購買行動の変化やニーズに合わせたサービスを提供し続けるために、オフショア開発拠点としては日本のホームセンター業界で初めてとなる「カインズ・オフショア・ディベロップメントセンター」を立ち上げた。
同センターはTCSが擁するグローバルのリソースやケイパビリティを活用したもので、一般的なオフショア開発とは異なり、カインズ側がリーダーシップを持って、TCS所属のカインズ専任のエンジニアとひとつのチームとして開発を進める。カインズのエンジニアにとっても、海外のエンジニアと一緒に開発することで、世界で通用するエンジニアへの成長も期待できるとしている。25年2月期には、デジタル戦略本部を430名体制(うち、オフショア人材130名を含む)とする予定だ。