コンビニ大手3社、燃料電池トラックでの配送実験を開始
セブン-イレブン・ジャパンとファミリーマート、ローソンの3社は、トヨタ自動車と日野自動車が開発した燃料電池(FC)小型トラックを使った配送の実証実験を始めた。
コンビニエンスストア大手3社とトヨタ、日野は2020年12月、FC小型トラックの本格導入を視野に、実証実験を行うことで合意していた。
ローソンでは東京都大田区にある低温配送センターでFC小型トラック1台を導入。7月30日から都内の約20店舗への弁当やおにぎりの配送にFC小型トラックを使用し、走行実証を行っている。
セブン-イレブンは19年4月からトヨタが開発したFC小型トラックの走行実証を行ってきたが、今回はFC車両の燃料となる水素を充填する「水素ステーション」を併設した栃木県の配送センターで新型のFC小型トラックを導入。8月11日から走行実証を始めた。
また、ファミリーマートでは愛知県岡崎市にある「ファミリーマート岡崎定温センター」を起点とした1日3便の店舗配送で、FC小型トラック1台を導入する。走行実証の開始は10月以降となる予定だ。