『KASHIYAMA』オーダーメイドはなぜ、オンワード品質で3万円、1週間納品が可能なのか?
アメリカ、中国に『KASHIYAMA』出店、あらゆるものをオーダーメイドで
―今後の戦略について教えてください。
関口 「オーダーメイドの民主化」を掲げる私たちは、アメリカの大手D to Cブランドをベンチマークし、高品質を維持しながら、いかに無駄をなくし効率化するかを模索し続けてきました。すでに、ニューヨークのマンハッタンに旗艦店を構えるなどアメリカで5店舗を出しており、アメリカでも「EASY」の将来性は必ずあると確信しているところです。
日本で3月に販売開始して以降、「EASY」の機能性はお客さまに少しずつですが、着実に認知いただいていると思います。「the Smart Tailor」をはじめとするクラシックスーツは、今後はドレスアップファッションへと移行し、機能的でありながらきちんと感がある「EASY」が、新たなワークスタイルにマッチしたファッションとして広がっていくものと考えています。
ただ、まだまだクラシックスーツに変わる段階にはきていない。課題は、新たなワークスタイルとして「EASY」をどうアピールしていくか。まずは、アイテムを増やすこと。女性向けにはシューズのオーダーメイドもやっていますが、さらなるアイテムの追加を検討しています。
目指すのは「ありとあらゆるものをカスタマイズして購入できる時代」です。『KASHIYAMA』は今後もオーダーメイドのビジネスモデルを世の中に広めていきます。