佐藤勝人の「本当に強い店」づくり#3 4パターンのチラシを使い分け集客し、囲い込む方法とは
試してもらいたい自社でのポスティング
ただし、ポスティングには地道な努力が必要です。商品の属性にもよりますが100枚配って20%つまり20人が見てくれて、10%つまり10人が欲しいと思ってくれて、1%つまり1人がすぐ来店する、というように考え、効果を検証しながら配布エリアを変えて継続することが大切です。前述の店の場合には、そもそも昔からのお客がずっと通ってきてくれているということは、商品そのものは良いものだったわけです。ポスティングでそれまで接点のなかった層に対して来店のきっかけを作り、「こんな商品を売っていたのか」「外見は古いけど、売っている商品はいい」と感じてもらえればそれで“勝ち”なのです。
もう一つ、可能なら試してもらいたいことがあります。それは、ポスティングを外部に委託するのではなく、店舗のスタッフで行うということです。店舗で働くスタッフが、全員その地域の人間だとは限りません。商圏を実際に周り、自分の店を取り巻く環境がどのようなものなのかを知ることはとても大切です。実際にスタッフがポスティングをしていると、常連客から声をかけられることがよくあります。こうしたコミュニケーションが生まれることも、地域に根ざした店づくりには重要なことです。
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