連載・外食トレンド コロナ禍で生まれた新・軽食ジャンル「0.7食」とは
新たなトレンドの兆し!
「0.7食」の人気アイテム
では「0.7食」において、どんなアイテムが人気なのだろうか?
「今後食べてみたいおやつ以上食事未満の軽食」について調査をしたところ、1位はフルーツ大福、2位はマリトッツォ、3位はフルーツサンドと、スイーツのなかでも比較的お腹にたまるものが上位にランキングした。
カラフルな断面のインパクトが強いフルーツ大福、軽い食感の生地にたっぷりの生クリームを挟んだスイーツ「マリトッツォ」のほか、ぷるっぷるの台湾カステラなど、SNSで話題となっているスイーツが上位に顔を連ねており、ひきつづき「SNS映え」の影響がうかがえる。
これらのメニューは専門店だけではなく、輸入食品を扱う食品スーパーやコンビニエンスストアなどでも販売され、気軽に手に入ることも異例の早さでブームになった要因の1つだろう。
人々のライフスタイルの変化は、食生活に変化をもたらす。結果、新たに魅力的なアイテムが生まれ、人々の「食生活」がさらに豊かになることを心より願ってやまない。
【執筆者】
有木真理(リクルート『ホットペッパーグルメ外食総研』上席研究員)
㈱リクルートライフスタイル沖縄の代表を務めるとともに、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員として、食のトレンドや食文化の発信により、外食文化の醸成やさらなる外食機会の創出をめざす。自身の年間外食回数は300日以上、ジャンルは立ち飲みから高級店まで多岐にわたる。趣味はトライアスロン。胃腸の強さがウリで、1日5食くらいは平気で食べることができる。
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