連載・外食トレンド コロナ禍で生まれた新・軽食ジャンル「0.7食」とは
3食のうち1回は
「おやつ以上食事未満」に!?
「食事」はライフスタイルそのものと考えられる。 「1日3食」は、コロナ前のライフスタイルに合った食生活だったが、当然普遍的なものではない。 諸説あるが、もともと日本人は朝と昼とを兼ねた食事1回と、明るいうちに済ませる夕食の「1日2食」だったという。 しかし、夜遅くまで活動する習慣がついてからは朝食、昼食、夕食の3食になったと言われる。 このように、ライフスタイルの変化は食生活の変化に大きな影響をもたらしているようだ
これをコロナ禍での生活に当てはめると、1日の過ごし方も大きく変わった結果、食生活にも大きな変化があったと考えられる。たとえば、自宅でのリモートワークでは通勤など移動を伴わないため、朝食後あまりおなかが減らない。となると、昼食として「おやつ以上食事未満」のような軽食をとる傾向が増えるのではないか?という仮説が立つ。
そこで、「朝昼晩の食事量が多いと感じ、3食のうち1回はおやつ以上食事未満の軽食にしたいと感じますか?」という質問を投げかけたところ、約16%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答。ホットペッパーグルメでは、このような「おやつ以上食事未満」の軽食ジャンルにトレンドの兆しを見出し、「0・7食」と名付けた。