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アダストリア、木村副社長が社長に昇格、福田氏は会長に専任

 「グローバルワーク」や「ニコアンド」などのブランドを展開するカジュアル衣料大手のアダストリアは4月14日、木村治副社長(51歳)が5月27日の株主総会終了後に社長に昇格する人事を内定した。

 実質的な創業者である福田三千男会長兼社長(74歳)は、代表権を持ったまま会長に兼任する。

 木村氏は2011年トリニティアーツ(現アダストリア)社長、13年アダストリアホールディングス(同)取締役、16年常務取締役などを経て、18年から副社長を務めている。

 アダストリアの2021年2月期の連結業績は、新型コロナウイルスの感染拡大による来店客数の減少で、売上高は前期比17.3%減の1838億円、営業利益は94.0%減の7億円、最終損益は6億円の赤字(前期は63億円の黒字)と大幅な減収減益となった。22年2月期は、売上高が19.1%増の2190億円、営業利益は約8.5倍の65億円、最終損益は38億円の黒字転換を見込んでいる。