スギ薬局と日本郵便は4月1日、「ゆうパック」と「ゆうパケット」を使った処方薬配送の実証実験を始めた。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、非接触で処方薬を受け取りたい患者のニーズに応える。
実証実験は「スギ薬局 名駅北」など名古屋市内の3店舗で始めた。このほか、名古屋市、大府市、豊田市など愛知県内の9店舗でも順次始める。期間は9月末までを予定しているが、延長する可能性もある。
すでに服薬指導を受けた処方薬が対象で、スギ薬局の店舗で用意した医薬品をゆうパックなどで患者の自宅まで届ける。また、専用回収キットを使った「残薬回収サービス」についても試行する。希望する患者に回収キットを渡し、自宅にある残薬を回収、スギ薬局の店舗で管理する。回収対象は、スギ薬局で調剤した医薬品に限る。