「サミット西荻窪駅南店」がオープン  小型店と感じさせない総菜売場がスゴイ!

2021/03/05 05:55
    大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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    総菜・ベーカリーは 約400品目を販売!

    西荻窪駅南店の総菜・ベーカリー売場
    西荻窪駅南店の総菜・ベーカリー売場

     西荻窪駅南店でとくに注目したいのが、1階の総菜・ベーカリー売場だ。小型店でありながらそれを感じさせない売場、品揃えを実現している。

     品揃えは、総菜は約320品目、ベーカリーは約60品目と、標準店並みのラインアップで、そのほとんどを店内調理で提供する。

     これを実現するべく、バックヤードには総菜売場と大きく変わらない広さの調理スペースを設けた。壁面には天井まで高さのあるガラス窓を採用し、売場から調理シーンが見えるようにすることで、店内で手づくりしている点をアピールする。売上高構成比は総菜部門13.1%、ベーカリー部門3.9%の計17%に設定する

    総菜売場と大きく変わらない広さの調理スペースを設けた。大きなガラス窓を採用し、調理シーンが売場から見えるようにしている
    総菜売場と大きく変わらない広さの調理スペースを設けた。大きなガラス窓を採用し、調理シーンが売場から見えるようにしている

     同店の大きな試みは、店頭で扱う素材を店内加工する「生鮮総菜」も総菜売場で販売していることだ。通常は青果・鮮魚・精肉のそれぞれの部門で陳列しているが、同店では2階の生鮮売場でのスペース確保が難しいという理由のほか、総菜売場の魅力をより打ち出すために1階に集約した。

     なかでも青果部門が製造する「フレッシュサラダ・カットフルーツ」コーナーは出入口すぐの場所に配置し、鮮度感を訴求できるようにしている。

    出入口すぐの場所に設置した「フレッシュサラダ・カットフルーツ」コーナー
    出入口すぐの場所に設置した「フレッシュサラダ・カットフルーツ」コーナー

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    記事執筆者

    大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

    1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

    最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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