三井不、「移動商業店舗」のリース事業を試験展開、首都圏のマンションなどで

2020/12/16 12:13
    ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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    三井不動産の「移動商業店舗」
    東京・豊洲や晴海、千葉市のマンションなどで、飲食・物販・サービスの移動商業店舗を出店するトライアルイベントを始めた

     三井不動産は、トラックや商用車などを使った「移動商業店舗」プロジェクトを始動させた。店舗小売業やEC(インターネット通販)事業者などに、移動販売用の車両をリース、三井不動産が開発・運営するマンションやビル、商業施設などで販売する機会を提供する。

     9月24日から12月20日まで、東京・豊洲や晴海、千葉市などで同社グループが管理するマンション4カ所と、東京・日本橋のイベント広場1カ所で飲食・物販・サービスの10業種11店舗が移動商業店舗を運営する。

     試験展開が終了した後は、エリアやユーザーの特性に応じて店舗のバリエーションを増やし、出店場所を拡大していく予定だ。現在は、お香の松栄堂、地方特産品の日本百貨店、化粧品通販サイト「@cosme STORE」を運営するコスメネクスト、抹茶クレープの「寿清庵」を運営するファーストステップなどが移動商業店舗を出店している。

     三井不動産では、移動商業店舗とMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を中心とするモビリティ構想により、街と人、サービスをつないだ新たな価値創出を目指している。東京・日本橋と豊洲、千葉・柏の葉では、マンション住民向けにバスやタクシー、自転車を定額制で使えるサブスクリプションサービスの実証実験を始める。

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