週刊スーパーマーケットニュース オーケー、関西3号店「南武庫之荘店」をオープンへ


ダイイチ
<第3四半期決算>2ケタ増収も営業・経常2ケタ減益

 ダイイチ(北海道)の20259月期第3四半期決算(非連結24101日~25630日)は、売上高が対前年同期比12.2%増の434億円、営業利益が同36.0%減の10億円、経常利益が同37.4%減の10億円となり、2ケタの増収も営業・経常利益は30%を超える減益となった。

 第3四半期累計期間は、3月にオープンした「アリオ札幌店」(北海道)が本格稼働し、4月以降は月間売上高が全店舗中1位で推移したほか、昨年9月にオープンした「稲田店」(北海道帯広市)が入居する商業施設に新たに多数のテナントが出店し、相乗効果によって同店の売上高が大きく伸長。新店2店舗が2ケタ増収に寄与した。

 また、顧客の立場に立った商品づくりと品揃えの徹底を基本方針に据え、節約志向や簡単・便利ニーズに応えるため、「適正量目」、「適正価格」の一層の追求と高品質で買得価格の「セブンプレミアム商品」の拡販に努めた。

 増収となった一方で、新規出店に伴う経費負担増などから、利益回復までには時間を要することや、既存店の売上総利益率の低下や人件費・各種経費の増加もあり、販売費および一般管理費が膨らんだ。

 259月期の業績については、売上高が対前期比12.9%増の585億円、営業利益が同13.8%減の16億円、経常利益が同15.7%減の16億円、当期純利益は同15.8%減の12億円を見込む。

マミーマート
<第3四半期決算>2ケタ増収・2ケタ営業増益

 マミーマート(埼玉県)の259月期第3四半期決算(連結24101日~25630日)は、営業収益が対前年同期比19.6%増の1424億円、営業利益が同10.1%増の60億円、経常利益が同7.3%増の64億円となり、大幅な増収・営業増益を達成した。

 スーパーマーケット事業については、売上高が同19.9%増の1404億円、セグメント利益は同9.7%増の60億円と大きく伸長。先行投資を多く実施するなかで、第3四半期連結累計期間の売上・利益はともに過去最高となった。

 既存店の継続的な業績成長が、安定した事業基盤を築き、それがさらなる成長に向けた新規出店と改装につなげるという好循環を生み出した結果で、既存店の売上高は同9.9%増と大きく伸長し、これに新規出店の売上高が上乗せとなったことで2ケタ増収を果たした。また、既存店の客単価同3.1%増に対して客数同6.6%増となり、客数が客単価の伸びを上回ったことも売上高の伸長を牽引した。

 さらに、創出した2つの新フォーマット「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の商品開発力と競争力ある価格を生かし、価値ある商品の品揃えと節約志向に対するニーズを的確に捉えたことが顧客に支持され、成長のスピードを加速させた。

 259月期の連結業績については、営業収益で対前期比18.2%増の1900億円、営業利益で同4.1%増の67億円、経常利益で同2.8%増の71億円、当期純利益で同5.6%増の50億円を見通した。

 

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