週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、ふるさと納税に参入!
主要CVSチェーンの2月度営業概況
既存店の売上・客数・客単価ともにローソンが堅調
既存店の2月売上高が前年同月を大きく上回ったのはポプラ、ローソン、スリーエフで、3チェーンとも5%を超える伸びを記録した。ローソンは客数が同3.0%増、客単価が同2.7%増と堅調に推移し、ポプラは客単価が同4.6%増、スリーエフは客数が同4.0%増だった。
|
全店売上 |
既存店 |
||
売上 |
客数 |
客単価 |
||
*JFA調査月報 |
△0.7% |
△1.0% |
△2.2% |
1.3% |
セブン-イレブン・ジャパン |
△2.4% |
0.4% |
0.5% |
△0.1% |
ファミリーマート |
△2.3% |
3.4% |
0.7% |
2.8% |
ローソン |
4.0% |
5.7% |
3.0% |
2.7% |
ミニストップ |
△2.1% |
1.9% |
1.7% |
0.2% |
ポプラ |
△6.7% |
5.8% |
1.2% |
4.6% |
スリーエフ |
1.9% |
5.6% |
4.0% |
1.5% |
*JFA(日本フランチャイズチェーン協会)*対前年同月比(増減率)
<JFA統計調査月報>
24年2月がうるう年だった影響で、全店・既存店ともに売上高は前年同月を下回った。ただし、うるう年の影響を除くと売上高は前年同月を上回っている。気温低下により麺類、カウンターコーヒー、ホット飲料が好調だったほか、おにぎり、揚げ物、菓子もよく動いた。
<ファミリーマート>
カード・チケットを除いた既存店日商は同3.1%増となり、42カ月連続で前年同月超えをとなった。中食は、おむすびやフライヤーを中心に継続して販売が好調だった。中食以外では、プライベートブランド商品を中心とした冷凍食品・加工食品・ドライ飲料のカテゴリーが好調に推移した。
<ローソン>
米飯・調理麺は、「盛りすぎチャレンジ」対象商品の販売が好調だった。デリカは、新商品の「屋台風お好み焼 豚玉&焼そば」や、気温低下に伴うニーズを受けてグラタン、ドリア各種の販売が好調だった。カウンターファストフードでは、マチカフェの好調に加え、「あげすぎチャレンジ」が奏功し、「Lチキ」や「Lチキレッド」がよく動いた。デザートやベーカリーも「盛りすぎチャレンジ」の展開で売上がアップした。
<ミニストップ>
コンビニエンスストア商品の既存店日販は同0.9%増、店内加工ファストフードは同7.0%増だった。3月2日の「ミニストップの日」に先立ち、大感謝祭を実施した。人気商品の増量企画や値引きセール、アプリ会員限定イベントが奏功し、客数は同1.7%増と伸長した。
<ポプラ>
既存店日商は35カ月連続で前年同月超えを達成した。できたてポプ弁が好調に推移したほか、急激な気温の低下によって、HOT飲料、中華まん、温麺、カイロなどの売上が伸長した。一方、チルド飲料、アイスなどは苦戦を強いられた。昨年末からキャンディーカテゴリーが、定番ののど飴を中心に売上を伸ばしている。