11月30日、U.S.M.Holdingsを株式交換完全親会社、いなげやを株式交換完全子会社とする株式交換によって経営統合が完了した。いなげやは1900年に鮮魚商「稲毛屋」として創業した100年を超える歴史のあるSM企業。「新生U.S.M.Holdings」として新たなスタートを切った。経営統合により、グループ各社間の関係をより一層深化させ、デジタル、商品、人財、決済インフラなど、イオングループのさまざまなアセットを最大限活用しながら、首都圏における1兆円SMグループとして新たなビジネスモデルへの進化をめざす。(11月29日~12月5日までのニュースをまとめました)
U.S.M.Holdings
「新生U.S.M.H誕生記念祭」を実施
11月30日、いなげやと経営統合したことを記念し、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東、いなげやの4社が、12月1日から3日、8日から10日の2回にわたり、「経営統合記念セール」を実施。4社共同プロジェクトとして、握り寿司18貫、刺身盛合せ、お祝い弁当を販売するほか、PB商品「eatime」のお試しキャンペーンも展開する。
カスミ
無人店舗で弁当・ベーカリー商品の取り扱いを開始
2020年から運営を開始し、現在235拠点に拡大した「オフィスマートショップ」の一部拠点が、チルド・冷凍弁当や店内製造弁当、ベーカリー商品など、昼需要に特化した商品を取り揃え、販売を行っていく。オフィスマの取扱品目数はこれまで100から500品目程度で、需要・スペース・冷蔵冷凍設備に応じて展開パターンを設定してきた。
まいばすけっと
「Uber Eats」導入1000店舗を達成
オンラインデリバリーサービス「Uber Eats」を、12月4日に新たに400店舗に導入。導入店舗数は1000店舗を達成した。まいばすけっとは今年6月、「Uber Eats」の配達パートナーが、注文商品のピック作業・袋詰めから会計・配達までを一貫して手掛ける「ピック・パック・ペイ」方式を国内で初めて採用している。
ヤマザワ
「楽天全国スーパー」へ出店
楽天が運営するネットスーパー「楽天全国スーパー」に出店する契約を締結。来年1月から「ヤマザワネットショップ」の展開を開始する。初回については、ヤマザワの年中行事向けイベント商品の予約注文を受け付ける。
万代
「SM物流研究会」に参加
「2024年問題」をはじめとした物流問題について、独自に検討、取り組みを進めてきたが、より広く、スタンダードな仕組みとなるよう検討を重ね、持続的な食品物流を推進することを目的に、10月23日から「SM物流研究会」に参加した。研究会参加企業とのコラボレーションによる検証を進め、自社だけでは取り組めない課題解決の構築を目指していく。参加企業は、同日参加のオークワを含め、サミット、マルエツ、ヤオコー、ライフコーポレーション、カスミなど計19社となった。
リテールパートナーズ
フェムテック分野で独自商品の販売開始
急速な市場拡大と、女性のライフステージにおけるさまざまな課題を解決できると期待されるフェムテック商品として、11月29日から“食のセルフケア”ブランド「awaseru」の発売を5店舗で開始した。植物の力で不調に対処する伝統療法(植物療法)に基づき、薬用植物を活用して自然治癒力に働きかけ、心と身体のバランスを整える商品で、開発・販売にあたっては、MOT総合研究所(山口県宇部市)、サンルイ・インターナショナル(東京都目黒区)、日本アクセス、西日本新聞社と共同し、新会社「自然ぐすり」を設立した。発売商品は、以下の10品目。
- <おやすみのおともに>:有機ルイボス茶、よもぎ茶、ハトムギ茶
- <健やかな毎日に>:山口県産麦を使用した麦味噌、甘酒、黒米甘酒、米こうじ
- <穏やかな日々に>:八宝だし、かつおだし、あごだし
コープさっぽろ
障がい者雇用率8%を達成
関係会社を含むグループ全体の障がい者雇用率が、11月20日時点で8.11%を達成した。法定雇用率は2.3%だが、グループ全体の雇用者数は852名となり、昨年の7%からさらに1%向上。さまざまな障がいを持つ職員は、北海道内各地の店舗、宅配センター、食品工場で活躍している。2023年度からは企業在籍型ジョブコーチ制度を導入し、雇用環境の改善と職場定着の支援を継続して行っている。
コープデリ連合会
「コープデリミールキット」累計販売食数が2億食を突破
連合会の会員6生協の宅配サービスで販売する、カット&下ごしらえ済みの具材に調味ダレとレシピが付いた料理キット「コープデリミールキット」の利用が、2013年の発売以来、今年9月時点で、食数換算で2億食(2億728万5,197食)を突破した。2人前は「2食」、2~3人前は「2.5食」、3人前は「3食」、3~4人前は「3.5食」、4人前は「4食」、2合用(炊き込みご飯など)は「3食」で食数換算した。
JA全農
「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」の結果を発表
「おコメ食べて笑おうプロジェクト」の一環として、9月1日から11月30日まで「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」を開催。全国各地の飲食店501店舗、427種類のおにぎりから「〆おにぎり」部門・「おつまみおにぎり」部門のグランプリと、エリアごとに表彰する「エリア部門賞」を決定した。
- <〆おにぎりグランプリ>:「燻製具材のおにぎり」…店名:燻薫~Kun Kun(東京都小金井市)
- <おつまみおにぎりグランプリ>:「生うにの炙りバター醤油おにぎり」…店名:飲み喰い道楽 男魚魚(おっとっと)大倉山店(横浜市港北区大倉山)
東急ストア
「三軒茶屋店」をリフレッシュオープン
12月4日にリフレッシュオープン。惣菜や簡単に調理できる商品を中心に品揃えし、新鮮な生鮮素材を使用したデリカ、店内製造のオリジナル「RICH DELI」のメニューを充実させた。また、オードブルとして旬の魚を使用したつまみや店内で加工したナチュラルチーズ、豆腐や焼き菓子をはじめとした地元の名店商品も種類豊富に取り揃えた。
- 所在地……東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー内
- 売場面積…486坪
- 営業時間…7時~24時(土日8時~)
OICグループ
「ロピア青森店」をオープン
12月10日、グループ会社が運営する商業施設「CiiNA CiiNA(シーナシーナ)青森」(イトーヨーカドー跡地)に出店。無印良品(雑貨)やアインズ&トルベ(化粧品・医薬品・日用品)など5店舗も順次オープンする。青森県内2号店となる新店は、地域の食材から全国・海外の食材まで幅広く揃え、地域の食卓と生活を、「よりうれしい・たのしい・おいしい」(OIC)ものにすることを目指していく。東北地方では今後、「CiiNA CiiNA弘前」、「CiiNA CiiNA花巻」への出店を予定。
とりせん
「上厚崎店」をオープン
12月4日、栃木県那須塩原市にオープン。栃木県では21店舗目の店舗で、計63店舗の展開となった。2021年にオープンした「佐野西店」で採用した新デザインをさらに磨き上げて、既存商圏での集客力アップを図り、同エリアのドミナントをより強固にすることを目指した。
- 所在地……栃木県那須塩原市上厚崎219-2
- 売場面積…627坪
- 営業時間…9時~21時30分
- 駐車台数…239台
マミーマート
「マミープラス セキチュー東松山高坂店」をオープン
「マミープラス」業態の9店舗目として11月30日にオープン。「家計にプラス、満足をプラス、美味しさをプラス」をコンセプトにした新店では、コモディティ商品は競合に負けない圧倒的地域一番価格で販売。また、生鮮商品も品揃えを強化し、惣菜は外食に勝てる商品を揃えた。
- 所在地……埼玉県東松山市あずま町4-1-1
- 売場面積…524坪
- 営業時間…9時~20時
ヤオコー
「学園前店」をスクラップ&ビルド
2001年11月6日にオープンした「学園前店」をスクラップ&ビルドし、12月5日に新たなスタートを切った。おいしさの「超鮮(度)」、品揃え・安さの「超専(門)」、提案の「挑戦」の3つがストアコンセプト。
- 所在地……千葉市緑区おゆみ野中央1-20-1
- 売場面積…603坪
- 年間売上…18億円(初年度予定)
- 営業時間…9時~21時45分
- 駐車台数…143台
- 従業員数…正社員14名、パートナー・ヘルパー・アルバイト118名(延べ)
イオンリテール
「イオンスタイル嵯峨野小町」をオープン
12月12日にオープン。鮮度にこだわり、京都産の野菜や鮮魚など地場商品を豊富に取り揃え、地域の食文化に対応した商品を展開。また、時短・簡便をテーマにした商品を取り扱っていく。
- 所在地……京都市右京区嵯峨野宮ノ元町55-4
- 店舗面積…202坪
- 営業時間…8時30分~22時
- 駐車台数…20台