週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、大日本印刷と連携し「販促最適化AI」を導入
ミニストップ
<中間決算>営業総収入増も利益で損失計上
25年2月期の中間期(24年3月1日~8月31日)の連結業績は、営業総収入が前年同期比9.3%増の445億1000万円と伸長したが、7億9900万円の営業損失、5億9100万円の経常損失が発生した。
営業総収入については、既存店日販が伸長したことで増収となったが、人件費増などで販管費が膨らみ、営業利益は前年同期の4億5600万円から赤字に転じた。国内事業の営業総収入は同7.7%増の397億400万円、営業損失は1億6600万円。海外事業は、営業総収入が同24.8%増の48億600万円、営業損失は6億3200万円となった。
単体では、チェーン全店売上高、既存店日販、全店平均日販が前年をクリアしたものの、売上総利益率が同0.1ポイント悪化して30.7%となったことに加え、販管費が同3.4%増の209億8400万円に膨らみ、営業損失につながった。
なお、25年2月期の連結業績については、営業総収入で同13.8%増の900億円、営業利益で15億円、経常利益で18億円の黒字化を計画している。
スリーエフ
<中間決算>営業・経常は20%超の増益
25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、営業総収入(加盟店からの収入・その他の営業収入+売上高)が前年同期比0.4%減の70億400万円となったが、営業利益が同25.7%増の5億9200万円、経常利益が同25.6%増の5億9400万円と2ケタ増益を達成した。
エル・ティーエフが事業展開する「ローソン・スリーエフ」は、来店客数が伸長したことで、「個店平均日販」が前年を上回る水準で推移。一方、「加盟店利益」は、「個店平均日販」と粗利益率の向上幅が鈍化したことで、人件費や水道光熱費などの店舗運営コストの増加に対する一層の対応が必要な状況に直面している。
新型フォーマットとして事業展開する「gooz(グーツ)」については、行楽需要の高まりを背景に来店客数が伸長したことで、特にパーキングエリア店舗で日販が向上した。25年2月期の連結業績については、営業総収入で同2.6%減の135億円、営業利益で同18.7%減の7億4000万円、経常利益で同18.6%減の7億4500万円を見込んでいる。
ポプラ
<中間決算>減収も営業・経常とも2ケタ増益
25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、営業総収入が前年同期比2.6%減の62億2800万円、営業利益が同13.2%増の2億6100万円、経常利益は同37.9%増の2億6800万円で上期を折り返した。
上期は、小型無人コンビニの展開や冷凍惣菜・弁当の製造販売事業の拡大、フランチャイズ化推進によるリスク軽減、自社製造製品の販路拡大など、安定した収益体制と財務基盤の強化に取り組んだ。店舗売上は、社会活動の正常化やインバウンド需要の増加、記録的な猛暑となったことで飲料、アイスクリームなどの売上が好調に推移。既存店ベースの売上前年比は同3.8%増と伸長した。
利益面では、売上が好調だったことに加え、直営店舗のフランチャイズ化を推進したことによる費用削減が進んだため、物流費や原材料費の高騰はあったものの、計画利益予算をクリア。2ケタ増益につながった。25年2月期の連結業績については、営業総収入で同3.6%減の119億2000万円、営業利益で同1.2%増の4億900万円、経常利益で同12.2%増の4億400万円を見込んでいる。