メニュー

今週のスーパーマーケットニュース ヤマザワ、全70店舗にAI自動発注サービスを導入

ヤマザワは、日配部門にBIPROGYのAI需要予測による発注自動化サービス「AI-Order Foresight」を導入する。これまでは、グロッサリーや住居関連商品で基準在庫補充方式の自動発注システムを利用してきたが、人手不足問題の解決や廃棄ロス削減に向けた取り組みを開始した。「AI-Order Foresight」は、AIが自動でピックアップした商品を確認するだけで発注が行えるため、大幅な発注時間の削減が可能となり、スキルや経験が異なる担当者ごとの品揃えのバラつきを平準化できるほか、商品の過剰発注や発注不足を減らし、販売機会ロスや食品廃棄ロスの削減にもつながることから、全店導入に踏み切った。(9月27日~10月3日までのニュースをまとめました)

イオン東北
共助型買物サービスを期間限定で実験

 イオン東北は日本郵便と連携し、10月1日から11月29日までの約2カ月間、イオン東北ネットスーパーの生鮮食品や冷凍食品などを、日本郵便が運行する集配車両の余積や既存配車導線を活用して配達する共助型買物サービス「おたがいマーケット」の実験を行う。商業施設が遠く、買物不便の解消を目的としたサービスで、日本郵便が運行する集配車両を有効活用する。

ヤオコー
<ヤオコーハーモニー>特例子会社に認定

 4月1日に設立されたヤオコー100%子会社のヤオコーハーモニーを、9月24日付で「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として、厚生労働大臣が認定した。同社の事業内容は、生鮮魚介類の加工・販売、青果物・惣菜類の加工・販売、食肉類の加工・販売など。

東急ストア
ファンコミュニティを開設

 10月9日にファンコミュニティ「東急ストアFan Fun Town」を開設する。東急ストアを利用するファンが集い、ほかのユーザーと交流しながら、「食」に関する体験・情報などを共有・共感しあう場で、コミュニティを通じて交流したファンに、「食」を起点とした共創関係を築いてもらう。参考:https://www.community.tokyu-store.co.jp/page/newmembers

富士シティオ
5店舗に「HELLO CYCLING」ステーションを開設

 神奈川県のスーパーマーケット「FUJI」5店舗に9月25日、「HELLO CYCLING」のステーションを設置した。シェアサイクルステーション活用による地域の活性化や店舗利用者の利便性向上が目的。

アルビス
「食卓応援企画」第8弾は生鮮品も対象

 商品価格据え置き、値下げを行う「食卓応援企画」第8弾を、10月1日から来年1月10日まで実施する。牛乳やパン、うどんなどの購買頻度の高い商品に加え、鍋商材、おでん材料、機能性飲料や乳酸飲料などの季節商品、価格改定の対応としてチョコレート菓子やビスケットなど、300品を選定した。このうち新規値下げ商品は228品で、生鮮品30品を含んでいる。

アオキスーパー
国内最大のオープンイノベーション拠点に入居・参画

 10月1日、愛知県が推進する国内最大のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」に、プレミアムオフィスパートナーとして入居・参画。アオキスーパーと、新たな視座・視点で事業を立ち上げたスタートアップ企業がともに挑戦し、成長するパートナーとしてつながることで、新しい価値とサービスの創出を目指していく。「STATION Ai」はメンバーゾーンと一般開放ゾーンで構成され、メンバーゾーンには、スタートアップ企業・パートナー企業のオフィスが入居する。

リテールパートナーズ
<マルキョウ>Amazonと協業して九州初の生鮮食品オンライン販売

 Amazonと協業し、9月25日にAmazon.co.jp上にマルキョウネットスーパーをオープン。福岡市とその周辺の一部エリアでサービスの提供を開始した。マルキョウ店舗で取り扱う食料品や地産地消にこだわった新鮮な野菜・精肉、寿司や手づくり惣菜、スイーツなど約7000点の商品を、最低注文金額を設定しないで届ける。Amazonが九州で生鮮食品のオンライン販売・配達サービスを提供するのは今回が初めて。

オークワ
大幅減益で上期を折り返し

 2025年2月期第2四半期決算(連結2024年2月21日~8月20日)は、営業収益が前年同期比0.9%増の1225億5800万円、営業利益が同同65.1%減の2億4600万円、経常利益が同61.8%減の3億1300万円の大幅減益となった。2027年2月期を最終年度とする中期経営計画がスタートした当期は、「業態の再構築」「店舗の生産性の向上」「オークワブランドの商品開発拡大」「マーケティング戦略の構築」「業務革新によるコスト削減具現化」「人的資本価値の最大化」「サステナビリティ経営の深耕」に取り組んだ。

 連結業績については、売上高が前年同期に比べて約8億円増加したが、売上原価が9億6600万円増え、売上総利益は1億6900万円減少して317億6800万円となった。売上総利益率も0.34ポイント下げて27.3%とした。売上総利益に営業収入を加えた営業総利益は、7300万円増えて380億6000万円。一方、広告・販促費、賃借費は減ったものの、人件費の5億6100万円増が響き、販管費は5億3300万円増。営業利益の4億6200万円減につながった。

 また、上期の新規出店2店舗、既存店、システムなどの設備投資は、工事ベースで同58.0%増の61億3400万円に膨らんだ。2025年2月期の連結業績については、営業収益で同2.7%増の2540億円、営業利益で同15.2%減の24億5000万円、経常利益で同19.3%減の25億円と予想し、2ケタ減益を見込んだ。

ハローズ
中間期は増収・2ケタ増益

 2025年2月期第2四半期決算(非連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比8.2%増の1032億円、営業利益が同14.0%増の57億円、経常利益が同14.3%増の57億円となり、増収・2ケタ増益で上期を折り返した。

 中間会計期間は、重点販売商品の育成、適切な品質・低価格を基本コンセプトにしたPB商品の拡充に努めたほか、生活防衛企画や自社会員カード「ハロカ」のポイント優遇施策を継続して行った。また、買物がしやすく、魅力度アップを目的にした改装を既存店5店舗で実施。自動発注システムの拡大にも取り組んだ。

 売上総利益は前年同期に比べて19億9600万円増の257億1100万円。売上総利益率は微増ながらも25.6%となった。販管費については、正社員と嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを実施したことなどで、14億7200万円増の228億5100万円となったが、売上総利益に営業収入を加えた営業総利益が21億7800万円増えて286億100万円となったことから、営業利益を前年同期より7億600万円底上げした。

 25年2月期の業績については、営業収益で同3.2%増の2017億5500万円、営業利益で同0.8%増の109億6000万円、経常利益で同0.5%増の109億5000万円を予想している。

マミーマート
「生鮮市場TOP!セキチュー上尾店」をオープン

 9月25日にオープン。27店舗目の「生鮮市場TOP!」で、生鮮部門は精肉売場を拡張し、時短調理に適した「味付け肉シリーズ」を充実させたほか、スイーツコーナーを強化し、広域からの集客を見込んだ。

ダイイチ
「稲田店」をオープン

 9月27日、旧「イトーヨーカドー帯広店」内の食品フロアにオープン。「フレッシュ&ハート」をモットーに、毎日の食生活のニーズに対応していく。

成城石井
広島県に初出店

 10月1日、増床リニューアルした広島駅構内の商業施設「ekie(エキエ)」の「ekieザッカマルシェ」内にオープン。セントラルキッチンで原材料や製法にこだわって製造した自家製の惣菜・デザート・パン・加工肉、輸入ワインなど、嗜好性の高い商品を幅広く品揃えした。

ユアーズ
「アバンセminamoa広島店」を来春オープン

 2025年3月24日、広島新駅ビル「ミナモア」の開業に合わせて新規にオープンする。高品質スーパー「アバンセ」業態では6番目の店舗で、①高品質、②快適感、③日常性、④ショートタイム・ショッピング、⑤オリジナル感、⑥イベント感、⑦高感度、⑧地元応援、⑨専門店セレクトショップ、⑩マイ・ストア、をテーマにした店づくりを行う。