今週のスーパーマーケットニュース ヤマザワ、全70店舗にAI自動発注サービスを導入
オークワ
大幅減益で上期を折り返し
2025年2月期第2四半期決算(連結2024年2月21日~8月20日)は、営業収益が前年同期比0.9%増の1225億5800万円、営業利益が同同65.1%減の2億4600万円、経常利益が同61.8%減の3億1300万円の大幅減益となった。2027年2月期を最終年度とする中期経営計画がスタートした当期は、「業態の再構築」「店舗の生産性の向上」「オークワブランドの商品開発拡大」「マーケティング戦略の構築」「業務革新によるコスト削減具現化」「人的資本価値の最大化」「サステナビリティ経営の深耕」に取り組んだ。
連結業績については、売上高が前年同期に比べて約8億円増加したが、売上原価が9億6600万円増え、売上総利益は1億6900万円減少して317億6800万円となった。売上総利益率も0.34ポイント下げて27.3%とした。売上総利益に営業収入を加えた営業総利益は、7300万円増えて380億6000万円。一方、広告・販促費、賃借費は減ったものの、人件費の5億6100万円増が響き、販管費は5億3300万円増。営業利益の4億6200万円減につながった。
また、上期の新規出店2店舗、既存店、システムなどの設備投資は、工事ベースで同58.0%増の61億3400万円に膨らんだ。2025年2月期の連結業績については、営業収益で同2.7%増の2540億円、営業利益で同15.2%減の24億5000万円、経常利益で同19.3%減の25億円と予想し、2ケタ減益を見込んだ。
ハローズ
中間期は増収・2ケタ増益
2025年2月期第2四半期決算(非連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比8.2%増の1032億円、営業利益が同14.0%増の57億円、経常利益が同14.3%増の57億円となり、増収・2ケタ増益で上期を折り返した。
中間会計期間は、重点販売商品の育成、適切な品質・低価格を基本コンセプトにしたPB商品の拡充に努めたほか、生活防衛企画や自社会員カード「ハロカ」のポイント優遇施策を継続して行った。また、買物がしやすく、魅力度アップを目的にした改装を既存店5店舗で実施。自動発注システムの拡大にも取り組んだ。
売上総利益は前年同期に比べて19億9600万円増の257億1100万円。売上総利益率は微増ながらも25.6%となった。販管費については、正社員と嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを実施したことなどで、14億7200万円増の228億5100万円となったが、売上総利益に営業収入を加えた営業総利益が21億7800万円増えて286億100万円となったことから、営業利益を前年同期より7億600万円底上げした。
25年2月期の業績については、営業収益で同3.2%増の2017億5500万円、営業利益で同0.8%増の109億6000万円、経常利益で同0.5%増の109億5000万円を予想している。