DCMホールディングス(HD)は12月10日、DCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねやの5社が、2021年3月をめどに統合すると発表した。
同社は、2006年9月1日、カーマ、ダイキ、ホーマックの3社による共同株式移転により設立された持株会社で、その後、サンワ、くろがねやを傘下に収め、2019年8月末現在、673店舗を展開する。
06年の共同持株会社化以降、組織、社内制度、情報システム、業務の統一を進め、PB商品の開発、物流の整備などに取り組み、グループ各社の業務の統合を行ってきた。
今後起こりうる、需要や社会・経済に関わる変化に対して、これまで以上に迅速かつ効果的に対応していくために統合を決定した。
DCMHDの20年2月期の業績予想は、営業収益は4495億円(対前年同期比0.8%増)、営業利益は230億円(同9.5%増)。
なお、同社は17年1月、ケーヨーと資本業務提携を結び持分法適用関連会社としている。ケーヨーは、同社グループのPBの導入を図るなど、業績の立て直しを進めている。今回の経営統合の発表に名前は入っていないが、ケーヨーの今後の動きが注目される。