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カインズ 米国ベンチャーキャピタルと独占契約、IT戦略を強化

カインズ
カインズは「IT小売企業」への達成に向けて最先端技術の取り込みを進める。

 カインズは、3月に米国シリコンバレーのベンチャーキャピタル、エボリューション・ベンチャーズ社(以下EV社)と独占的戦略パートナー契約を締結したと発表した。小売業界のテクノロジーに関する投資ファンドを共同で設立し、「IT小売企業」への達成に向けて最先端技術の取り込みを進める。

 EV社は、米国シリコンバレーのベンチャー企業やインドで広いネットワークを持つ。同社と締結したことで、先端的なスタートアップ企業とのネットワーク強化を実現し、新しいトレンドの把握や新サービスの開発などを推進する。

 カインズは、中期経営計画「PROJECT KINDNESS」の主要な戦略のひとつに、デジタル戦略を掲げている。

 ベンチャーキャピタルファンドの概要は以下の通り。

正式名称 Evolution Ventures Retail Fund LP
目的 小売り業界のデジタルテクノロジーに関わるベンチャー企業への投資
設立 2019年5月(予定)
出資総額 1000万ドル(約11億円)
運用者 エボリューション・ベンチャーズ社