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フジ、マックスバリュ西日本との統合で持ち株会社化、イオンが株式過半保有

 フジは12月6日、イオン傘下のマックスバリュ西日本と経営統合の契約を結んだと発表した。2022年3月1日にフジとマックスバリュ西日本は株式交換方式で統合する。イオンは統合会社の株式の51.5%を保有する。

 経営統合と同時にフジは事業分割し、フジ・リテイリングが事業を引き継ぐ。フジは持ち株会社となり、傘下にマックスバリュ西日本とフジ・リテイリングが入る。持ち株会社の社長には現フジの尾崎英雄会長が、副社長にフジの山口普社長とマックスバリュ西日本の平尾健一社長が就く。

 フジとイオンは18年10月に資本業務提携を発表、イオンがフジに15.0%を出資する一方、フジはマックスバリュ西日本の株式の7.6%を取得した。フジとマックスバリュ西日本は24年3月に合併して新会社となる予定で、共同持ち株会社化はその経過措置。

 マックスバリュ西日本はマルナカと山陽マルナカを子会社化した後、21年3月に吸収合併しており、売上高に当たる営業収益は22年2月期で5500億円を見込む。フジの22年2月期の営業収益予想は3200億円となっている。