京都で初めて洋食を提供 老舗レストランで食べる名物ハンバーグ

2025/03/14 10:55
森本 守人 (サテライトスコープ代表)

早速、名物ハンバーグをいただく

 人気店なので行列を避けようと営業開始したばかりの11時過ぎに到着。店員に声をかけると奥に案内され、すぐに窓際の席に座ることができた。正面の窓からはうっすらと陽が差し込んでおり気分が落ち着く。

 メニューを開き、「一番人気」の「百年洋食 ハンバーグステーキ」を注文。「トマトサラダ」「マッシュルームのスープ」「パンorライス」「お好みのデザート」「お好きなドリンク」がついてくる2620円の「Cセット」を選んだ。

「百年洋食 ハンバーグステーキ」を注文。「東洋亭といえば‥」の文字が見える

 料理が来る間、店内を観察すると平日の午前中だったこともあり、若い年齢層のお客も一定数いたが、年配の方が目立った。右隣に座っていたのは70代と思われる夫婦。特別な時間を過ごしたいと、来店したのかな、なんて考えていた。

 しばらくしてやってきたのが「トマトサラダ」。これが他の店にはない特徴で、トマトが丸々一個、サラダとして出される。入口近くに、北海道産や岐阜県産の箱入りトマトが積まれていた。ナイフとフォークで食べるが、上にかかっているドレッシングがおいしい!

トマト丸々1個の「トマトサラダ」

 続いて「マッシュルームのスープ」。キノコは細かくカットされているが、しっかり食感、風味が感じられる。

 そしていよいよメーンの「ハンバーグステーキ」である。しかもメニューの最初に「百年洋食」というキャッチフレーズがついていることからも店の誇りを感じる。

ハンバーグはアルミホイルに包まれた状態で運ばれてくる

 アルミホイルに包まれており、破れば本体が出てくる。何が入っているかわかっているけど、なぜかワクワクした。丁寧に剥ぐと、出てきました、ハンバーグが。包むことで全体に熱を行き渡らせているのだろう。早速、いただくと、ありきたりの表現だが、かなり美味。ソースはもちろん、ハンバーグ本体も牛肉の素材の味がしてとてもいい感じだ。

慎重に剥ぐと、出てきました、ハンバーグが!
これがハンバーグの全貌だ。おいしい!

 夢中で食べ、完食。食後にはイチゴ、キーウイ、オレンジと3種類のフルーツが入った「ミルクレープ」を食べた。もうお腹いっぱいで店を後にした次第である。もう大満足である。

 なおこの東洋亭、実は「京都」駅直結の商業施設「ポルタ」にもお店がある。本店まで行きたいが時間がないという方は、そちらを利用してはどうだろうか。

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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