京都・四条大宮、全国730店舗の総本山「餃子の王将」1号店で楽しむ昼飲み
おいしさで餃子が止まらない
料理を待つ間、店内を観察した。
座ったカウンター席のすぐ向こう側は厨房である。昔の様子と比べると、餃子を手包みしていないことに気づく。前は、片隅で地道に餃子をつくる若手従業員の姿が見られたものだ。
現在はセントラルキッチンを活用、加工した餃子をチルドの温度帯で各店へ運び、焼いている。これにより従業員の作業時間を大きく低減、さらに味や形が標準化されるなどの効果をもたらした。王将は、店舗の運営面でも進化しているのだ。
と考えているところに餃子が到着。お、いい感じに焼けているではないか。これを王将の総本山で食べようとしているのだと考えると、うれしい気持ちになる。箸で1個を持ち上げ、少々のラー油を入れたタレにつけ、いただく。おいしい!続けて2個目、そして3個目と止まらなくなった。


次に、目の前に置かれたのは「リッチロースハムとニラ玉の贅沢炒め」。某食品メーカーと共同開発した商品という。前期は全店売上高が1000億円を超えたこともあり、外部企業とのタイアップも可能になってきているのだろう。

そして来ました!「餃子の王将ラーメン」。1人前は量が多いので、料理のボリュームを抑えた「ジャストサイズ」にしたのだ。この「ジャストサイズ」を考えた人は天才である。少しずついろいろ食べたいという需要に応えたものだが、ビジネス的にも単価アップに貢献しているはずだ。


それにしてもビールがおいしいこと。王将の中華料理との相性は抜群である。
料理をすべて食べ切る。もうお腹がいっぱいだ。入口の方を振り返ると、行列ができている。皆さんをお待たせするのは心苦しいので、そろそろ帰るとする。あぁ、大変満足である。ビールを飲んでいるのでフラフラになりながら私は帰路についた。

なお四条大宮店は昼、夕方には混むので、少し時間をずらして利用することをおすすめする。
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