新鮮な海産物に舌鼓! 京都・舞鶴にある”個性派”道の駅を探訪
新鮮な海鮮をいただく
もう一度南下、海に沿って走る国道を西へ数分進むと、お目当ての道の駅「舞鶴港 とれとれセンター」が見えてきた。立派な外観だ。

施設内には、鮮魚を扱う多くの店が並び、市場のような活気ある雰囲気である。店頭には地元の舞鶴や近隣の漁港で水揚げされた旬の新鮮な魚がずらりと並ぶ。

この「海鮮市場」ゾーンの面積は480坪で、日本海側で最大級の規模を誇る。公式Webサイトによれば「京都府随一の水揚げを誇る京都府漁協舞鶴魚市場の鮮魚仲買人が4人出店していますから、新鮮さ・安さ・種類の豊富さはどこにも負けません」とあり、期待が膨らみまくる。

早速、品定めをして歩く。どの店も人が立ち、質問するとすぐに教えてくれる。会話しながらの買物はなかなか楽しい。買った魚は、お願いするとその場で焼き、各所に設置されているテーブル席まで運んできてくれる。

悩んだ末、イカ、あわび、ホタテ、ふぐを注文。調理してもらっている間、施設内にテナントとして入っている飲食店へと向かう。「ごはんとみそ汁」セットを購入するためだ。焼き上がった海鮮と組み合わせることで、定食のように楽しめるシステムとなっている。
テーブルで待機していると、届けられたのがこれ。どうです、おいしそうでしょう。なお某誌の編集長と一緒で、2人前である。

最初は、ホタテから。湯気とともにおいしい海の旨みを含んだ香りが鼻腔を刺激する。頬張ると、一気に食欲が急上昇した。すぐにお椀を取り、箸を高速で動かし、ほかほかの白ご飯を掻き込む。いかん、ペースをコントロールしなければ、すぐにご飯がなくなってしまう。
その後はイカ、あわび、ふぐ、時々、みそ汁をはさみながら順に食べ進め、見事、フィニッシュした次第である。もうお腹はいっぱいである。私は天井を見上げ、しばらく放心状態になっていた。
幸せな気持ちに包まれながら、われわれは道の駅を後にしたのだった。
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