まさに“スター”揃い! 地元民の心をつかんで離さない、京都の名物洋食「ピネライス」とは
最初は1つずつ食べることに
そして私は、キッチンゴン京都六角本店の前に立っている。あらためて外観を確認すると、大きな垂れ幕が掛かっており、そこに「洋食屋キッチンゴン」「京都名物 ピネライス チャーハンにカツのせカレーがけ」の文字が見える。基本的には洋食店だが、やはり人気料理を全面に打ち出し集客している。

入店する。間口は狭いが奥に長い、いわゆる京都らしい「鰻の寝床」の形状。週末になると長い行列ができるのだが、昼時を外したのですぐに座れた。

メニューを手に取ると、「豚肉の生姜焼きとカニコロ」「ハンバーグ」「デミオムライス」など多様な料理が並ぶ。だが手を挙げて店員を呼んだ私は、迷わず「ピネライスで」と伝えた。もう最初から注文することに決めていたのだ。
ピネライスと言っても、実はいろいろな種類がある。チャーハンがケチャップ味の「赤ピネライス」、同じくチャーハンがカレー味の「ドライピネライス」、そしてトッピングを工夫したものを含めると8種類が確認できた。さらにサラダやフライものと組み合わせたセットも充実している。チャーハンサイズも「スモール」「レギュラー」「スモール」から選べる。
ちなみに私のは、レギュラーサイズのプレーンなタイプである。
店内を観察しながら待つこと10分弱。私の前に、ピネライスが置かれた。あぁ、これですよ、これこれ。

最初から3種類を一気に食べるのもよいが、1つずついただくことに。まずはチャーハンだけをすくい、口へ持っていく。うん、おいしい。次はカレー、よし、なかなかいいぞ。最後はポークカツレツ。最高!そして3種類をすべて乗せて食べる。おー!これだ、これこそ侍ジャパン!!



その後は、あまりのうまさにスプーンが止まらなかった。そして完食。ふー、食べた、食べた。非常に満足である。
とまあ、今回はピネライスをいただいたという話である。ぜひ仕事や観光で京都に来たら、和食もいいけど、ぜひこの名物料理も食べてほしいと思う。
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