まさに“スター”揃い! 地元民の心をつかんで離さない、京都の名物洋食「ピネライス」とは

2023/05/03 05:50
森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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最初は1つずつ食べることに

 そして私は、キッチンゴン京都六角本店の前に立っている。あらためて外観を確認すると、大きな垂れ幕が掛かっており、そこに「洋食屋キッチンゴン」「京都名物 ピネライス チャーハンにカツのせカレーがけ」の文字が見える。基本的には洋食店だが、やはり人気料理を全面に打ち出し集客している。

店の前には大きな垂れ幕が掛かっており、「京都名物ピネライス」とある

 入店する。間口は狭いが奥に長い、いわゆる京都らしい「鰻の寝床」の形状。週末になると長い行列ができるのだが、昼時を外したのですぐに座れた。

メニューを見ると、いろいろな種類のピネライスがある。私はストレートに、レギュラーサイズのプレーンなタイプを注文

 メニューを手に取ると、「豚肉の生姜焼きとカニコロ」「ハンバーグ」「デミオムライス」など多様な料理が並ぶ。だが手を挙げて店員を呼んだ私は、迷わず「ピネライスで」と伝えた。もう最初から注文することに決めていたのだ。

 ピネライスと言っても、実はいろいろな種類がある。チャーハンがケチャップ味の「赤ピネライス」、同じくチャーハンがカレー味の「ドライピネライス」、そしてトッピングを工夫したものを含めると8種類が確認できた。さらにサラダやフライものと組み合わせたセットも充実している。チャーハンサイズも「スモール」「レギュラー」「スモール」から選べる。

 ちなみに私のは、レギュラーサイズのプレーンなタイプである。

 店内を観察しながら待つこと10分弱。私の前に、ピネライスが置かれた。あぁ、これですよ、これこれ。

しばらくして私の目の前に置かれたピネライス

 最初から3種類を一気に食べるのもよいが、1つずついただくことに。まずはチャーハンだけをすくい、口へ持っていく。うん、おいしい。次はカレー、よし、なかなかいいぞ。最後はポークカツレツ。最高!そして3種類をすべて乗せて食べる。おー!これだ、これこそ侍ジャパン!!

スプーンと手に持った私は、やる気満々である
最初はチャーハンだけをすくい、口へ持っていく。うん、おいしい。次はポークカツレツ、そしてカレーを順番に食べた
最後に、3種類をすべてスプーンに乗せて食べる。おー!ウマすぎである

 その後は、あまりのうまさにスプーンが止まらなかった。そして完食。ふー、食べた、食べた。非常に満足である。

 とまあ、今回はピネライスをいただいたという話である。ぜひ仕事や観光で京都に来たら、和食もいいけど、ぜひこの名物料理も食べてほしいと思う。

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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