実践!流通英会話16 “Could you explain some more about~” を使いこなしましょう

太田 美和子
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解説

視察に行ったときに、説明者の話に出てくるのは、事実だけではあり ません。事実の背景となる考え方についても語られます。事実は理解 しやすいですが、考え方は何度も聞き直さないと、完全に把握するこ とができないことがよくあります。そんなときに役立つのがいろいろ な角度からの質問の投げかけです。山田社長は、今回も深く知るた めの質問を繰り返しています。前回に続き、山田社長の質問文にご 注目ください。とくに、最初の Could you explain some more about~? は、全体像をもう少し、しっかりと把握したい場合に最適 な質問です。ぜひ覚えて、実践で使ってみてください。

 

このセンテンスを覚えよう!

Could you explain some more about~? : 「~についてもう 少し説明していただけますか」。Could you~はすでにご紹介しまし たとおり、相手に依頼する際の丁寧な言い方です。explain aboutは 「~について説明する」です。aboutの後に説明を受けたい事柄を持 ってきます。会話の途中であるならば、Could you explain some more about it?で、十分意味が通じるでしょう。この文章のsomeは 意外に重要です。moreだけですと「もっと説明していただけますか」 ですが、someを付けることで「(ほぼ理解しましたが)もう少しだけ」 というニュアンスになるからです。

What kind of ~? : より詳細について掘り下げたいときによく使わ れる質問文です。スキットでは、What kind of products do you introduce? 「どのような種類の商品を紹介していますか」でした。こ の文章のproductsのところに別の名詞を持ってきて、do youの後 の動詞を変えることでいろいろな質問ができます。What kind of convenience products do you focus on the most? 「どんな種 類の簡便商品に最も力を入れていますか」となります。

 

KEYWORD 一般的な用語

present : presentというと贈り物を思い浮かべます。そうです。何かを相手に差し出すことがpresentです。ですので、動詞でも、「贈る」のほか、「提出する」「紹介する」「披露する」「公開する」などがあります。これら動詞の名詞形presentationを「プレゼン」と略して日本でも使いますので、こちらからイメージしていただければ意味をくみやすいと思います。


feature : 名詞では「要点」「特徴」、動詞では「特徴づける」「特集を組む」などの意。よく日本でも「フィーチャーする」と使いますね。視察のときにこの言葉を知っていると、特徴を聞き出すのに大変便利です。


exotic : 「外国の」「異国の」「珍しい」という意味です。日本で「エキゾチック」というと「異国情緒あふれる」など情緒的な意味に使われることがほとんどですが、もっと単純に「外国の」「外国産の」というときにも使います。


seasonal : 「ある季節に限った」「ある季節特有の」という意味。

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