ネットスーパーとは?ネットスーパーは何が便利?使う上で気をつけることは?メリット・デメリットを徹底解説!
ネットスーパーとは?
ネットスーパーとは、インターネットで食品などの注文を受け付け、既存のスーパーマーケット(SM)店舗から個人宅まで商品を配達するサービスである。現在では、大手SMのほとんどでネットスーパーを導入しているため、その手軽さから利用数が増えている。
商品の種類は店舗によって異なるが、野菜、魚、フルーツなどの生鮮食品から、日用雑貨、衣料品、小型家電まで即日配達してくれるケースもある。配送料がかかるが、一定額(おおむね3000円から5000円程度)以上購入すると配送料が無料になる場合が多い。買物の時間が確保できない共働き夫婦や子育て中の家庭、水や米など重たい荷物を運んだり、店舗まで足を運んだりするのが困難な高齢者世代の利用が多い。また2020年、世界的に巻き起こった新型コロナウイルスのパンデミックによって外出控え・自粛が求められるようになり、これがネットスーパーの普及に大きく貢献した。
ネットスーパーのメリットとは?
ネットスーパーを利用するメリットには、大きく以下の3つがある。
重い・かさばる商品を購入しやすい
1つ目のメリットは、重たい商品やかさばる商品を自分で持ち運ばなくて良い点だ。スーパーで米や飲料水などの重たいものをまとめて買うと、持ち帰るのに苦労する。しかし、ネットスーパーを利用すれば商品を玄関先まで届けてくれ、徒歩や自転車では持ち帰ることが不可能な量をまとめて購入することもできる。また、トイレットペーパーやティッシュペーパー、赤ちゃんや介護用のオムツなどかさばる商品を買うことにも適している。
購入額が明確
2つ目のメリットは決めた予算内で買い物ができることだ。通常、SMで買物をする場合、自分がカゴに入れた商品が総額いくらなのかがあらかじめ分かりにくい。さらに、並んでいる商品を見てつい衝動買いしたり、安いからといって不要なものを買ってしまったりと予算をオーバーする買物をしがちである。その点ネットスーパーであれば、必要最低限のものだけを選び、総額を確認しながら買物をすることができる。
出かけずに必要なものが手に入る
3つ目のメリットは子育て中や介護、そして体調不良などの理由でなかなか家を出られない場合でも、自宅にいながらにしてスーパーで取り扱う商品を購入できる点である。また、上でも述べたようにコロナ禍において、人との接触を減らし外出を控える上でネットスーパーは役立つ。
ネットスーパーのデメリットとは?
ネットスーパーを利用するデメリットは、大きく以下の2つである。
実物を見ることができない
1つ目のデメリットは、実物を見て買うことができない点である。例えば肉や魚などの生鮮食品を実際に見ながら買うことができないため、届いた商品が自分の思っていた大きさ、状態、鮮度などと違っている場合もある。
事前注文が必要
2つ目のデメリットは、ネットスーパーの多くは前日までの注文や、当日注文・夕方配達などの形態が多いため、あらかじめ献立などを考え必要なものをリストアップしておく必要があることである。直接商品を見ながら献立を考えその場で商品が手に入る店頭での購入と異なり、計画的な利用がネットスーパーでは求められる。
ネットスーパーの実例
代表的なネットスーパーとして楽天西友ネットスーパーが挙げられる。楽天西友ネットスーパーはIT大手の楽天と、小売大手の西友が共同で運営しているネットスーパーである。取扱商品数は約2万点と幅広い品揃えを誇り、西友のプライベートブランドである「みなさまのお墨付き」や、生活に必要な日用品などを3カ月以上低価格で固定する「プライスロック」の商品も購入可能。注文1回あたりの配達料は330円であり、15時までに注文すれば当日中の配達が可能である。