【全国百貨店】10月の売上高は4ヵ月ぶりのプラス、食料品も増加

2018/11/22 16:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の10月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.6%増だった。前年に比べて日曜日が1日少なかったものの、気温の低下で冬物商材の動きが活発で、4ヵ月ぶりに前年実績を上回った。


 商品別では食料品が2.5%増と17ヵ月ぶりにプラスに転じた。ハロウィン企画が需要を押し上げたこともあり、生鮮食品・菓子・総菜・その他食料品の全項目がプラスだった。おせちやクリスマスケーキの予約も好調な滑り出しを見せている。高級ブランドが好調な身のまわり品も3.9%増と2ヵ月ぶりのプラス、時計や化粧品などを含む雑貨は5.5%増で23ヵ月連続のプラスと好調を維持した。衣料品は1.0%減だったが、マイナス幅は前月より4.4ポイント縮小、婦人服・洋品はジャケットやセーターなどが好調で4ヵ月ぶりのプラスだった。


 大手百貨店の既存店売上高は、三越伊勢丹が2.8%増(松戸店を除く)、大丸松坂屋百貨店は4.4%増、高島屋は3.7%増、そごう・西武は1.4%増、阪急阪神百貨店は5.0%増だった。

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