10月経常黒字2兆8335億円=輸出、配当金が増加―財務省

時事通信社

青海コンテナ埠頭
〔写真説明〕青海コンテナ埠頭=8月20日、東京都江東区(時事通信社)

 財務省が8日発表した10月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は2兆8335億円の黒字だった。黒字は9カ月連続で、前年同月比15.5%増。輸出が伸びたほか、企業が海外から受け取る配当金や利子の収支を示す第1次所得収支も黒字幅が拡大した。

 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は983億円の黒字(前年同月は1527億円の赤字)と、黒字転換した。輸出は2.8%増の9兆6570億円。半導体等電子部品などが伸びた。輸入は0.1%増の9兆5586億円だった。

 第1次所得収支の黒字額は8.6%増の3兆4646億円。海外子会社からの配当金の増加などが寄与した。 

 サービス収支は2946億円の赤字(同866億円の赤字)。クラウドサービス利用料の支払額が増えるなどし、赤字幅が拡大した。

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