7月の米貿易赤字、3割増=中国からの輸入増

【ワシントン時事】米商務省が4日発表した7月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は、前月比32.5%増の783億1100万ドル(約11兆6000億円)だった。高関税措置で落ち込んでいた中国からの輸入が回復し、貿易赤字が膨らんだ。
輸入は5.9%増の3587億7500万ドル、輸出は0.3%増の2804億6400万ドル。
国・地域別の貿易赤字のトップは中国。米中は5月、互いにかけ合ってきた追加関税を115%ずつ引き下げることで合意した。6月は高関税措置の影響で貿易量が落ち込み、対中国の赤字は4位となっていた。
7月の中国に続く赤字上位は、ベトナム、メキシコ、台湾の順で、日本は10位だった。
米国が25%の追加関税を課している自動車に関し、7月の日本からの輸入額は前月比11.2%減と、前月から減少幅を拡大。日本は自動車関税を15%に引き下げることで米国と合意したが、実現していない。






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