中国景況、4カ月連続節目割れ=対米貿易摩擦が影―7月

時事通信社

中国・山東省青島市の港に並ぶコンテナと巨大クレーン
〔写真説明〕中国・山東省青島市の港に並ぶコンテナと巨大クレーン(資料写真、AFP時事)

 【北京時事】中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.3と、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を4カ月連続で割り込んだ。不動産不況と対米貿易摩擦が景気に影を落としている。

 米中は28、29両日、スウェーデンで閣僚級貿易協議を開き、一部関税の停止措置を当面継続することで一致した。ただ、中国が求める対中関税の引き下げには踏み込まないまま。王文濤商務相は7月の記者会見で、米国の対中関税が53.6%に上ると不満を示していた。

 PMIは前月と比べると0.4ポイント悪化した。需要の強さを示す新規受注が2カ月ぶりに節目を割り込み、供給の強さを示す生産も0.5ポイント悪化。外需関連指数の新規輸出受注は47.1だった。 

 同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.1と、前月から0.4ポイント低下した。

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