コーナン商事、第1四半期決算は増収減益


ホームセンター「コーナン」の看板
〔写真説明〕ホームセンター「コーナン」の看板(時事通信社)

 コーナン商事(大阪府)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比4.2%増の1,307億円、営業利益が9.2%減の71億円、経常利益が11.5%減の64億円となり、増収減益で今期をスタートした。

 2026年2月期から2028年2月期までを対象期間とする「第4次中期経営計画」を4月付で公表。最終年度の目標である、売上高5,600億円、営業利益290億円、親会社株主に帰属する当期純利益165億円の計画達成に向けて各種施策の取り組みをスタートさせた。

 店舗の拡充については、第1四半期、グループ全体で15店舗の出店と1店舗の閉店を実施。これにより期間末のグループ店舗数を650店舗とした。

 売上高は4.2%増の1,264億1,900万円。PRO商材や日用品、家電などの売れ行きが好調で増収となったが、粗利益率は前年より0.28ポイント低下したことから36.99%で推移。売上総利益は3.4%増(15億3,800万円増)の467億6,300万円と計画を若干下回った。

 一方、販管費は5.9%増(24億6,600万円増)の440億2,400万円。営業収入で2億900万円増やしたが、結果として営業利益は7億1,800万円減少した。

 2026年2月期の連結業績については、営業収益で4.4%増の5,236億円、営業利益で2.4%増の256億円、経常利益で3.0%増の240億円を見込み、増収増益の決算を目指した。

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