6月の消費者心理、2カ月連続改善=コメ高騰一服で「持ち直し」

内閣府が1日発表した6月の消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比1.7ポイント上昇の34.5と、2カ月連続で改善した。コメやガソリンの価格上昇が一服し、物価高に対する懸念が和らいだ。基調判断は「弱含んでいる」から「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。
物価の見通しは、1年後に「上昇する」と予想する割合が92.1%と、1.5ポイント低下した。このうち、5%以上の上昇を見込んだのは6.7ポイント下がり、48.8%と半年ぶりに50%を下回った。内閣府は、政府備蓄米の店頭販売やガソリンの定額補助により、「高い物価上昇を見込む人が減り、指数が押し上げられた可能性がある」(景気統計部)と説明した。
指数を構成する4指標はすべて改善した。物価見通しに左右されやすい「耐久消費財の買い時判断」は2.8ポイント上昇。「暮らし向き」は2.2ポイント、「雇用環境」は1.0ポイント、「収入の増え方」は0.6ポイント、それぞれ上がった。





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