井阪社長退任、後任にデイカス氏＝コンビニ集中へ金融も非連結化―ヨーカ堂売却、８０００億円強・セブン＆アイ

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　セブン＆アイ・ホールディングスは６日、井阪隆一社長（６７）が退任し、後任に社外取締役のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏（６４）が就く人事を正式に発表した。５月２７日の株主総会後に就任する。外国人がセブン＆アイの社長に就くのは初めてで、株主価値最大化に向け、コンビニ事業に集中する体制を整える。

　今後の経営戦略も公表した。傘下の中間持ち株会社ヨーク・ホールディングスが束ねるイトーヨーカ堂などのスーパーや外食事業については、米投資ファンドのベインキャピタルに８１４７億円で売却。セブン銀行も持ち株比率を４０％未満に引き下げ、非連結化する。

　また、北米でコンビニ事業を手掛けるセブン―イレブン・インクは、２０２６年下半期までの株式公開を目指す。

　６日午後、井阪、デイカス両氏は東京都内で記者会見し、トップ交代の経緯や経営戦略の詳細などについて発表する。