オークワ、「マルチステークホルダー方針」を策定・公開
近畿・東海地方を中心に食品スーパーを展開するオークワ(和歌山県)は2月25日、企業経営において株主だけでなく、従業員や取引先、顧客、地域社会など多様なステークホルダーとの価値協創が重要であることを踏まえ、「マルチステークホルダー方針」を策定・公開した。
この方針では、従業員の賃金引上げや教育訓練の実施、取引先との適切な関係の構築などの方針を明示している。価値協創と生産性向上によって生み出された収益を、従業員や取引先へ適切に分配することが、持続可能な経済発展につながるとの考えを示している。
具体的には、従業員への還元として、成長分野への投資やスキル向上支援を通じて持続的な成長を図り、自社の状況を踏まえた適切な方法で賃金引上げを実施する。また、パートナーシップ構築宣言(2022年6月1日登録)に基づき、取引先との健全な関係を維持する方針を掲げた。さらに、地域社会への貢献として、食品スーパーマーケットとしての社会的役割を果たし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化する。
オークワは今後も、社会課題や環境課題の解決に取り組みながら、企業の持続的な成長と地域社会の発展に貢献していく方針だ。