ヤマザワ、第3四半期決算は大幅な損失計上
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ヤマザワ(山形県)が1月10日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、売上高が前年同期比3,700万円減の758億8,500万円、営業損失10億3,600万円、経常損失6億5,200万円を計上。厳しい業績を余儀なくされた。
第3四半期連結累計期間は、原材料高騰に対して価格転嫁がスムーズに行えなかったことから、売上総利益は1,900万円減少して208億3,200万円と低迷。一方、人件費の単価上昇などで給料が2億5,200万円増、減価償却費3,700万円増、その他12億3,900万円増などにより、販管費は14億6,000万円増加し、営業損失が発生した。
経常利益については、営業外収益で補助金収入1億5,000万円、電子マネー退蔵益1億7,900万円はあったものの、営業損失が膨らんだことから経常損失につながった。また、中間期の繰延税金資産の一部を取り崩したことで、四半期純損失13億5,100万円を計上した。
なお、スーパーマーケット事業の売上高は0.2%増の663億200万円、ドラッグストア事業は1.5%減の95億7,800万円で推移している。
2025年2月期の連結業績については、売上高で0.4%減の1,015億円、営業損失8億円、経常損失5億円、純損失17億円を予想。厳しい決算を強いられる見通しとなった。