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米消費者物価、2.9%上昇=3カ月連続で伸び拡大―24年12月

時事通信社
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米ニューヨークの店舗で商品を探す客
〔写真説明〕2022年12月14日、米ニューヨークの店舗で商品を探す客(EPA時事)

 【ワシントン時事】米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.9%上昇した。伸びは前月(2.7%上昇)を上回り、3カ月連続で拡大、インフレの根強さが示された。米景気や雇用情勢も堅調に推移しており、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げをいったん休止するとの観測が浮上している。

 変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比3.2%上昇と、伸びは前月から小幅縮小した。

 項目別では、ガソリンが3.4%低下、中古車・トラックも3.3%下がった。一方、サービス価格(エネルギー関連除く)は、家賃など住居費や自動車保険といった輸送関連の値上がりが響き、4.4%上昇だった。 

 FRBは今月28、29両日に開く金融政策会合で、4会合ぶりに政策金利を据え置くとの見方が市場では大勢を占める。FRB内では「インフレ鈍化の進展がほとんど見られないなら、現行水準でより長期の金利維持」(高官)を求める声も上がっている。

◇24年12月の米CPI概要
消費者物価指数  0.4(前年同月比2.9)
   コア指数  0.2(前年同月比3.2)
エネルギー    2.6
  燃料油    4.4
  ガソリン   4.4
衣料       0.1
新車       0.5
中古車      1.2
帰属家賃     0.3
航空運賃     3.9

(注)前月比%上昇、▲は低下。季節調整後。前年同月比は季節調整前

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